2026年9月、大雨の最中に冠水した道路の水へ頭を入れた配信映像と、その後の発熱・血尿、尿検査での細菌検出を伝える投稿がSNSで大きく注目されました。
ただし、最初に大切な点を整理しておきます。公開されている情報だけでは、その人の感染症が本当に冠水水によって起きたのか、原因菌が何だったのか、敗血症を起こしていたのかまでは第三者には確認できません。 尿から細菌が検出されたことと、血液中に菌が広がること、さらに敗血症に至ることは、それぞれ別の話です。
一方で、「冠水した道路の水や洪水の水に不用意に触れるのは危険」という点そのものは、医学的・公衆衛生的には明確です。厚生労働省は浸水した家屋の清掃で感染症を発症するおそれがあるとして注意を呼びかけ、CDCも洪水水には人や家畜の排泄物、下水、化学物質、がれき、病原体などが混じる可能性があるため、基本的に水へ入らないよう勧告しています。
しかも危険なのは大雨による洪水だけではありません。津波や高潮では、海水・泥・下水・土砂・がれきが混ざり、傷口の感染や汚水の誤嚥による重い肺炎まで起こり得ます。
今回は、洪水・冠水・津波の「水」に潜む感染リスクを、目、皮膚、傷口、消化管、肺、そして敗血症までまとめます。
1. 冠水水はなぜ「ただの雨水」ではないのか
まず、道路へ到達した水に何が混ざり得るのかと、都市の排水の仕組みを分けて見ていきます。
空から降る雨と、道路にたまった水は別物
大雨の日に降っている「雨」と、道路や低地にたまった「冠水水」は同じものではありません。
冠水した水は地面を流れる過程で、道路や側溝、庭、田畑、河川、排水設備などに接触します。そのため、状況によっては次のようなものが混入します。
- 人や動物の排泄物
- 下水・生活排水
- ネズミなどの尿
- 泥、土砂、腐敗物
- ガラス片、金属片、木片などのがれき
- 農業・工業由来の化学物質
- ガソリンや油類
- 細菌、ウイルス、寄生虫などの病原体
CDCは「その時の洪水水に何が入っているかを正確に知ることはできない」とし、洪水水との接触そのものを避けるよう勧めています。
大雨で「汚水が混ざる」仕組みもある
都市では下水道の方式も関係します。日本には、汚水と雨水を別々の管で流す「分流式」と、同じ管で流す「合流式」があります。
国土交通省によると、合流式下水道では一定量を超える大雨になると、処理能力を超えた未処理下水の一部が公共用水域へ放流されることがあります。千葉市も、中心部の一部は合流式下水道で、雨天時に雨で薄められた下水が河川や海へ流れることが公衆衛生上の課題になると説明しています。
つまり、「大雨でできた水たまりだから、ほぼ雨水だろう」と考えるのは危険です。
なお、千葉市は2026年9月11日、大雨や台風で浸水した家屋では「細菌が増えて感染症が発生しやすい環境になる」として、洗浄・乾燥と状況に応じた消毒を改めて呼びかけています。
2. 体のどこから病原体が入るのか
洪水水に触れたからといって、全員が重い感染症になるわけではありません。健康な皮膚に短時間触れただけで、直ちに重症感染が起こるとは限りません。
問題は、病原体が体内へ入りやすい条件が重なることです。
主な入口は次の5つです。
- 切り傷、擦り傷、靴ずれ、湿疹、手術創などの傷口
- 目、鼻、口などの粘膜
- 汚染水を飲み込むこと
- 汚水や泥水を肺へ吸い込むこと
- 汚れた物による刺し傷・深い外傷
とくに洪水の中を歩くと、見えないガラスや金属で足を切り、その傷がそのまま汚水に浸かるという「外傷+汚染」の組み合わせが起こりやすくなります。
3. 水害で注意したい主な感染症
まず、水害時に注意したい主な感染症を、病原体の主な侵入経路と症状・特徴で一覧にしました。すべてが必ず起こるわけではありませんが、どこから体に入り、どんな異変に注意するかをつかむための早見表としてご覧ください。
| 主なリスク | 主な侵入経路 | 注意したい症状・特徴 |
|---|---|---|
| 一般細菌による創傷感染 | 傷口 | 赤み、腫れ、熱感、膿、発熱。深部へ広がると重症化 |
| レプトスピラ症 | 傷のある皮膚・粘膜、汚染水 | 発熱、筋肉痛、頭痛、結膜充血。重症では黄疸・腎障害・出血 |
| Vibrio属菌 | 海水・汽水に触れた傷口 | 急速な皮膚・軟部組織感染、血疱、敗血症。基礎疾患がある人で特に重症化しやすい |
| Aeromonasなど水環境の細菌 | 淡水・泥で汚染された傷口 | 蜂窩織炎、膿瘍、深部感染。外傷を伴う水曝露で注意 |
| 感染性角膜炎 | 目・コンタクトレンズ | 眼痛、充血、まぶしさ、かすみ、視力低下 |
| 胃腸炎・食中毒 | 汚染水・食品を口にする | 下痢、嘔吐、腹痛、発熱 |
| 破傷風 | 土・泥・糞便で汚染された深い傷 | 開口障害、飲み込みにくさ、筋肉のこわばり・けいれん |
| 誤嚥性・水関連肺炎 | 汚水を吸い込む | 咳、発熱、息苦しさ。津波の近溺水では多菌種感染や真菌感染も報告 |
傷口からの感染——最も分かりやすい危険
CDCは、開放創や皮膚炎のある部分を洪水水へさらさないよう求めています。傷がある場合は防水性の被覆を行い、接触してしまったら石けんと安全な水で十分に洗うことが基本です。
特に注意したいのが、海岸付近の洪水、高潮、津波などで海水・汽水が混じるケースです。
海水や汽水にはVibrio属菌が自然に生息しています。その一つ、Vibrio vulnificus(ビブリオ・バルニフィカス)は、開いた傷から感染すると急速に進行する軟部組織感染や敗血症を起こすことがあります。CDCは、この菌の感染ではおよそ5人に1人が死亡するとしています。ただし、この数字はV. vulnificus感染症全体についての米国データであり、洪水水に触れた人の5人に1人が死亡するという意味ではありません。
慢性肝疾患、糖尿病、免疫抑制状態などがある人では、より重症化しやすいとされています。
淡水や泥水ではAeromonas属菌なども創傷感染の原因になります。水害時の傷は「普通の切り傷」ではなく、泥、異物、水環境の菌が同時に入り込んだ汚染創として考える必要があります。
レプトスピラ症——「ネズミの尿」が混じった水で起こり得る
水害後に日本でも特に意識したい感染症がレプトスピラ症です。
病原性レプトスピラは、ネズミなどの野生動物や家畜の腎臓に保菌され、尿中へ排出されます。その尿で汚染された水や土壌が、傷のある皮膚や粘膜へ触れることで感染します。
国立健康危機管理研究機構は2026年1月の情報で、日本国内でも豪雨や台風による洪水後の発生が各地で報告されているとしています。2018年の尼崎市の豪雨、2019年の福島県での台風時の洪水に関連した国内症例も報告されています。
潜伏期間はおおむね数日から2週間程度で、
- 高熱
- 悪寒
- 頭痛
- 強い筋肉痛
- 結膜の充血
などから始まり、重症型では黄疸、出血、腎障害などを起こします。
洪水水へ入った数日後に「ただの夏風邪だろう」と思っていた発熱が、実は水曝露に関係する感染症だった——という可能性があるため、受診時には「大雨・洪水の水や泥に触れた」ことを医師へ伝えることが重要です。
目も感染の入口になる
水害時は皮膚だけでなく、目も注意が必要です。
日本環境感染学会は浸水家屋の清掃時に、厚手のゴム手袋・長靴に加え、可能であればゴーグルを装着して目を保護するよう案内しています。
特にコンタクトレンズ使用者は注意が必要です。CDCは、コンタクトレンズと水の接触そのものが感染症リスクを高めるとしており、水に触れたレンズは早く外し、廃棄するか適切に洗浄・消毒するよう勧めています。
水や土壌に存在するアカントアメーバは、まれながら重いアカントアメーバ角膜炎を起こすことがあります。強い眼痛、充血、まぶしさ、異物感、かすみなどが続き、治療が遅れると視力へ影響することがあります。
また、感染性角膜炎は細菌や真菌でも起こります。目へ汚水が入った後に強い痛み、視力低下、強い充血、まぶしさが出た場合は、単なる「目に水が入った」で済ませず、眼科へ相談すべき症状です。
汚水を飲み込めば、胃腸炎・食中毒のリスク
洪水水には下水が混ざっている可能性があります。CDCは、洪水水で汚染された物を口にすると、大腸菌やサルモネラなどによる下痢性疾患の原因になり得るとしています。
研究レベルでは、都市洪水水からCampylobacter、Giardia、Cryptosporidium、ノロウイルス、エンテロウイルスなどが検出された報告もあります。
もちろん、日本で洪水が起きるたびにこれらが一斉に流行するわけではありません。実際のリスクは地域、下水設備、飲料水の安全性、衛生状態などで大きく変わります。
ただし、洪水水を飲む、洪水水で食品を洗う、汚れた手のまま食べることは避けるべきです。厚生労働省も災害時は食中毒が起きやすいとして、手洗い、十分な加熱、清潔な調理環境を呼びかけています。
破傷風——原因は「水」ではなく、汚れた傷
破傷風は、洪水水そのものを飲んで起こる病気ではありません。
破傷風菌は土壌などに広く存在し、汚染された傷口から体内へ侵入します。水害や津波では、がれきによる刺し傷や切り傷へ泥・土砂・糞便などが入り込むことでリスクが高まります。
東日本大震災では、震災に関連した破傷風症例が10例報告されました。感染地は宮城県8例、岩手県2例で、いずれも55歳以上でした。
深い傷、刺し傷、土や泥で強く汚れた傷を負った場合は、傷の処置だけでなく、破傷風ワクチンの接種歴も医療機関で確認することが重要です。
汚水を吸い込む——津波で特に問題になる「肺」の感染
水害で最も危険な曝露の一つが、汚れた水を肺へ吸い込むことです。
津波にのまれた近溺水の生存者では、海水だけでなく泥、土砂、下水、植物片、さまざまな微生物を一緒に誤嚥します。その結果、細菌だけでなく真菌を含む複数の微生物による重症肺炎が起こることがあります。
東日本大震災でも、津波海水を吸引した肺炎や、複数菌種・真菌を伴う重症肺炎の症例が報告されました。「津波肺」と呼ばれることもあります。
津波後に咳や発熱、息苦しさがある場合は、外傷だけでなく呼吸器感染も重要な評価対象になります。
4. 「細菌感染」と「敗血症」は同じではない
SNSでは「菌が入ったら敗血症になる」「汚水に触れると死ぬ」といった極端な表現も見られますが、ここは分けて考える必要があります。
日本版敗血症診療ガイドライン2024では、敗血症を「感染症に対する生体反応が調節不能な状態となり、重篤な臓器障害が引き起こされる状態」と定義しています。
つまり、
- 傷口に細菌がついた
- 尿から細菌が検出された
- 皮膚が化膿した
- 発熱した
というだけで「敗血症」と診断されるわけではありません。
一方、皮膚・軟部組織感染、肺炎、尿路感染などが重症化し、感染に対する全身反応が暴走して臓器障害を起こせば、敗血症になります。
洪水や津波の汚染水が怖いのは、敗血症が必ず起こるからではなく、傷・粘膜・肺などから通常とは異なる菌を含む感染が起こり、それが一部の人では短時間に重症化する可能性があるからです。
とくにVibrio vulnificusのように急速に進行する菌では、傷の周囲の赤みや腫れが急速に広がることがあります。重症化が疑われる場合は、様子見より早い診療が重要です。
5. 津波では何がさらに危険になるのか
大雨による都市洪水と津波には共通する感染リスクがありますが、津波では条件がさらに厳しくなります。
津波水には「海水+陸上の汚染物」が一気に混ざる
津波は海水だけではありません。
沿岸へ押し寄せた水は、
- 下水
- 泥
- 土壌
- 家屋や工場のがれき
- 油・燃料
- 動植物由来の有機物
などを巻き込みます。
2011年の東日本大震災後に宮城県の津波堆積物を調べた研究では、津波由来の泥から多様な細菌が検出され、一部には病原性を持ち得る微生物も確認されました。
津波の傷は「深く、汚く、異物が入りやすい」
2004年インド洋津波後のタイで治療を受けた負傷者523人を調べた報告では、対象となった創傷の66.5%に感染が認められ、45%は複数菌種による感染でした。
ただし、これは津波で外傷を負い、医療機関を受診した負傷者集団のデータであり、「津波の水に触れた人の66.5%が感染する」という意味ではありません。
重要なのは、津波では大きな傷、開放骨折、泥・砂・がれきによる深い汚染が同時に起こるため、創傷感染の条件が非常にそろいやすいということです。
避難生活では別の感染リスクも増える
津波後の感染症は「汚水の菌」だけではありません。
東日本大震災後の避難所では、急性呼吸器感染症や急性胃腸炎が多くみられました。断水、衛生環境の悪化、密集、寒さ、持病の悪化などが重なるためです。
水に直接触れた感染と、避難生活で人から人へ広がる感染症は分けて考える必要があります。
6. 特に注意したい人
同じ水に触れても、重症化リスクは同じではありません。
特に慎重にしたいのは、
- 深い傷、擦り傷、湿疹などがある人
- コンタクトレンズを使用している人
- 高齢者
- 糖尿病がある人
- 慢性肝疾患がある人
- 免疫を抑える薬を使用している人
- がん治療中など免疫機能が低下している人
- 深い刺し傷や開放骨折を負った人
- 汚水を大量に飲み込んだ、吸い込んだ人
です。
特に海水・汽水が関係する水害では、慢性肝疾患などがある人はVibrio vulnificusの重症感染に注意が必要です。
7. 冠水水に触れてしまったら
接触した部位と状況に応じて、次の初期対応を行ってください。
皮膚
できるだけ早く、安全な清潔水と石けんでよく洗います。洪水水に触れた衣類も洗剤で洗い、十分乾燥させます。
傷口
傷へ洪水水が触れた場合は、清潔な流水で十分に洗い、汚れや異物が残っている、深い、刺し傷である、赤みや腫れが出てきた場合は医療機関へ相談します。
破傷風ワクチンの接種歴が分からない場合も、汚染創であれば医療機関で確認する価値があります。
目
コンタクトレンズを着けたまま汚水に触れないことが最優先です。
目に汚水が入ってしまった場合は、目をこすらず、コンタクトレンズをできるだけ早く外し、清潔な流水で目を洗います。レンズは廃棄するか、再使用型なら専用液で洗浄・消毒してから使い、レンズ自体を水道水で洗わないでください。痛み、充血、かすみ、まぶしさ、視力低下が続く場合は眼科へ相談してください。
口へ入った・飲み込んだ
追加で洪水水を口に入れないこと、手洗いを徹底することが基本です。その後、発熱、下痢、嘔吐、腹痛などが出た場合は、洪水水を飲み込んだ可能性を医療機関へ伝えます。
予防目的で抗菌薬を自己判断で飲まない
洪水水へ触れた人全員が抗菌薬を飲むわけではありません。感染部位や原因菌によって必要な治療は異なるため、自己判断で残っている抗菌薬などを使わず、症状や傷の状態に応じて診療を受けることが大切です。
8. 浸水家屋を清掃するときの基本
水が引いた後も感染リスクは終わりません。
厚生労働省と日本環境感染学会が強調しているのは、いきなり消毒液をまくことではなく、まず泥や汚れを取り除き、十分に洗浄して乾燥させることです。
清掃時は、
- 厚手のゴム手袋
- ゴム長靴
- 長袖・長ズボン
- ゴーグル
- 粉じん対策のマスク
などで、皮膚・目・口・傷口を守ります。
傷がある状態で素手・素足のまま泥かきへ入るのは避けるべきです。
また、洪水水には細菌だけでなく、電気、燃料、薬品、鋭利ながれきなどの危険もあります。「感染しないように長靴を履く」だけでは十分ではなく、そもそも不要不急で冠水域へ入らないことが最も重要です。
9. すぐ医療機関へ相談したいサイン
水害後に次のような症状がある場合は、早めの受診を考えてください。
傷・皮膚
- 赤みや腫れが急速に広がる
- 強い痛みが増えていく
- 膿が出る
- 水ぶくれ、血の混じった水疱が出る
- 傷周囲が黒っぽく変色する
- 発熱・悪寒を伴う
全身
- 高熱が続く
- 意識がぼんやりする
- 息苦しい、呼吸が速い
- 立てないほどぐったりする
- 冷や汗、顔色不良、失神しそうになる
- 尿が極端に少ない
これらは重い感染症や敗血症などでもみられる症状です。意識障害、強い呼吸困難、ショックが疑われる状態では救急要請を含めた緊急対応が必要です。
目
- 強い眼痛
- 強い充血
- 光が異常にまぶしい
- 視界がかすむ、視力が落ちた
- コンタクトレンズ使用中に汚水へ触れ、その後症状が出た
数日たってからの発熱
洪水・泥水へ触れたあと数日〜2週間ほどして、高熱、強い筋肉痛、頭痛、結膜充血、黄疸などが出た場合は、レプトスピラ症を含む水曝露関連感染症も鑑別に入ります。
受診時には、「いつ、どこで、どんな水に、どのくらい触れたか」「傷があったか」「海水・汽水だったか」「飲み込んだ・吸い込んだ可能性があるか」を伝えると診療の手掛かりになります。
10. まとめ——水害時は「水がある場所へ近づかない」ことも感染症対策
洪水や津波で怖いのは、水深や流れだけではありません。
冠水水は、見た目が透明でも、下水、動物の排泄物、泥、土壌、化学物質、病原体、鋭利ながれきなどが混じっている可能性があります。
ただし、必要以上に恐れる必要もありません。健康な皮膚へ一瞬水が触れただけで、誰もが重い感染症になるわけではありません。
リスクが大きくなるのは、
「傷がある」「目や口へ入る」「飲み込む」「肺へ吸い込む」「海水・汽水が混じる」「深い外傷がある」「基礎疾患がある」といった条件が重なったときです。
そして何より、水害時に冠水道路へ入ること自体が、感染症だけでなく溺水、感電、転倒、マンホールへの転落、がれきによる外傷など複数の危険を伴います。
「少しくらいなら大丈夫」「道路にたまった雨水だからきれいだろう」と考えないこと。
水が引いたあとまで含めて、水害は衛生災害でもあります。
大雨のときは、危険な水へ近づかない。やむを得ず清掃する場合は皮膚・目・傷口を守る。触れてしまったら早く洗う。そして異変があれば、水曝露の事実を医療者へ伝える。
これだけでも、避けられる感染リスクはかなりあります。

参考資料・文献
本文の確認に用いた公的機関、学会、学術文献をまとめます。
日本の公的機関・学会
- 厚生労働省「災害時の感染症対策」
- 厚生労働省「被災した家屋での感染症対策」
- 厚生労働省「一般家屋や食品営業施設における浸水後の消毒の相談について」
- 厚生労働省「災害時の食中毒予防のために」
- 厚生労働省「破傷風」
- 国立健康危機管理研究機構「レプトスピラ症」
- 国立健康危機管理研究機構「レプトスピラ症の発生状況」
- 国立健康危機管理研究機構「東日本大震災に関連した破傷風」
- 日本環境感染学会「一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法」
- 日本集中治療医学会・日本救急医学会「日本版敗血症診療ガイドライン2024」
- 国土交通省「合流式下水道の改善」
- 千葉市「中央雨水幹線」
- 千葉市「台風や大雨に伴う浸水被害発生時の衛生対策について」(2026年9月11日更新)
海外公的機関
- CDC, Safety Guidelines: Floodwater
- CDC, Preventing Vibrio Infection
- CDC, Clinical Overview of Vibriosis
- CDC, Acanthamoeba Keratitis
- CDC, Keeping Water Away from Contact Lenses
- WHO, Floods: How to protect your health
主な学術文献
- Wada K, et al. Bacterial hazards of sludge brought ashore by the tsunami after the Great East Japan Earthquake of 2011. J Occup Health. 2012;54(4):255-262.
- Maegele M, et al. The long-distance tertiary air transfer and care of tsunami victims: injury pattern and microbiological and psychological aspects.
- Infections and treatment of wounds in survivors of the 2004 Tsunami in Thailand.
- Igusa R, et al. Escherichia coli pneumonia in combination with fungal sinusitis and meningitis in a tsunami survivor after the Great East Japan Earthquake.
- Nakadate T, et al. Two cases of severe pneumonia after the 2011 Great East Japan Earthquake.
- Meier PA, et al. An epidemic of presumed Acanthamoeba keratitis that followed regional flooding.
- de Man H, et al. Quantitative assessment of infection risk from exposure to waterborne pathogens in urban floodwater. Water Res. 2014.
※この記事は一般的な防災・健康情報です。個別の症状や治療については医師の診断を優先してください。緊急性の高い症状がある場合は救急要請を含め、速やかに医療機関へ相談してください。

