台風26号と秋雨前線、関東は再び大雨に注意|最新見解まとめ【2026年9月28日時点】

台風26号と秋雨前線、関東は再び大雨に注意するイメージ 気象の見通し

台風が近づくと、どうしても「いちばん近づくのはいつか」「そのとき何mm降るのか」に目が向きます。台風26号(スリゲ)は、気象庁が9月28日11時45分に発表した予報で、10月1日に伊豆諸島近海を北東へ進む見込みです。千葉県には、1日に大雨の警報級の可能性[中]が出ています。

ただ、台風が最も近づく時間帯の雨量だけに着目していると、見落とすものがあります。本州の南岸には前線が停滞していて、関東南部では28日から雨が降り始めています。この前線に台風のまわりの暖かく湿った空気が送り込まれて雨が続き、地面が水を含んだところへ、最後に台風本体の雨雲が重なる。1週間前の9月21日、台風25号が千葉県や三浦半島に記録的な大雨をもたらしたときと、よく似た雨の降り方です。

しかも、その千葉県と三浦半島は、土砂崩れや浸水の被害からまだ1週間しかたっていません。

この記事では、28日昼までに気象庁が発表した情報と、海面水温、上空の風、数値予報モデルの計算をもとに、台風26号の見通しと、最接近の前から積み上がっていく雨のリスクを整理します。

台風26号は、1日前の予想よりも強くなった

気象庁が28日11時45分に発表した台風情報によると、台風26号は28日11時に南大東島の北約110kmにあって、東北東へ15km/hで進んでいます。中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sで、強さは「非常に強い」です。暴風域は中心の南側100km・北側85km、強風域は南東側280km・北西側165kmに広がっています。

気象庁による台風第26号の経路図。2026年9月28日8時の実況と10月3日3時までの予報円
台風第26号(スリゲ)の経路図。2026年9月28日8時45分発表(28日8時の実況と10月3日3時までの予報円)。出典:気象庁「台風情報」

注目したいのは、この強さが予想を上回ってきたことです。気象庁が発表してきた台風情報のうち、予報の期間内でいちばん低くなると見込まれていた中心気圧を、予報の起点ごとに並べます。

予報の起点 そのときの中心気圧 予報期間内で最も低い予想
9月26日0時 996hPa 960hPa(28日21時)
9月26日21時 990hPa 960hPa(28日21時)
9月27日9時 970hPa 955hPa(27日21時)

2日前の予報では960hPa、前日の朝の予報でも955hPaが底とされていました。実際には、27日21時に945hPaまで下がり、28日11時もその強さを保っています。26日21時の990hPaから27日21時の945hPaまで、24時間で45hPa下がった計算になり、予想を上回るペースで一気に発達したことが分かります。

進路の予報に比べて、強さの予報は外れやすいものです。最新の予報では、30日9時に980hPa、10月1日9時に990hPaと、北上しながら弱まる見込みになっています。ただ、今回のように予想より強い状態が続くこともあるので、「弱まる予想だから」と判断を先送りにせず、発表のたびに数字を確かめてください。

発達を支えたのは、30℃近い海

28日3時40分発表の気象庁の短期予報解説資料は、「沖縄周辺海域では海水温が30℃程度となっていることから、28日は非常に強い勢力を保ったまま北上を続ける見込み」と書いています。台風は暖かい海から水蒸気を受け取り、それが雲になるときに出す熱で発達します。

日本近海の日別海面水温。2026年9月26日
日本近海の日別海面水温(2026年9月26日)。台風がいる北緯26〜27度付近は29〜30℃。出典:気象庁「日別海面水温」

26日の海面水温を見ると、台風がいま進んでいる北緯26〜27度付近は29〜30℃を示す色で覆われています。北へ行くほど水温は下がりますが、27℃の線は本州の南岸のすぐ沖まで北上していて、台風がこれから通る日本の南の海は、まだ28℃前後の暖かさがあります。

日本近海の日別海面水温の平年差。2026年9月26日
日本近海の日別海面水温の平年差(2026年9月26日)。南西諸島から東シナ海は平年より1℃前後高い。出典:気象庁「日別海面水温」

平年差で見ると、南西諸島から東シナ海にかけては平年より1℃前後高い海域が広がり、日本の南の海も平年並みからやや高めです。この暖かさは、台風の強さだけでなく、台風のまわりから本州の南岸へ流れ込む水蒸気の量にも効いてきます。


進路を決めるのは「偏西風に乗れるかどうか」

台風は、自分の力で前へ進むことはほとんどできません。まわりの大きな風の流れに運ばれて動きます。日本の南では、太平洋高気圧のふちを回る風と、上空を西から東へ吹く偏西風が、その流れの主役です。

ECMWFによる2026年9月30日15時の上空約7000mの風の予想
ECMWFの上空約7,000m(400hPa)の風。9月30日15時の計算例(単位はm/s)。Source: Windy.com

上の図は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のモデルが計算した、30日15時の上空約7,000mの風です。白から黄色で示された非常に強い西風は、中国北部から朝鮮半島の北にかけてと、北海道の東の海上にあり、そのあいだの日本海から本州付近は、それより弱い西風になっています。さらに南の、台風がいる北緯30度付近は風の流れがかなり弱いことが分かります。台風はちょうど、西風の吹く帯の南の縁に差しかかる位置にいます。

ここからの動きは2通りに分かれます。上空の気圧の谷が近づいて偏西風の帯が南へ下りてくるタイミングと、台風の北上がうまくかみ合えば、台風は偏西風に乗って北東へ一気に速度を上げ、日本の東へ抜けていきます。かみ合わなければ、台風は流れの弱い日本の南に取り残され、動きが遅くなったり、進む向きが定まらずに迷走したりします。

気象庁の最新の予報は、前者を基本にしています。28日から10月1日9時までは15km/hとゆっくり進み、2日9時には55km/hへと一気に速まる予想で、偏西風に乗るのを1日ごろと見ている形です。ただし、27日10時発表の週間天気予報解説資料は「台風第26号の予想は、依然としてモデル間の差が大きくなっている」とし、東へ進むスピードのばらつきが大きいことを指摘しています。

多くの計算は日本の南を北東へ。ただし速さはそろっていない

ECMWFには、初期の状態を少しずつ変えて何十通りも計算する「アンサンブル予報」があります。27日21時を起点とした計算の進路を並べた図(Weathernerds のECMWFアンサンブル進路図)を見ると、大半のメンバーが日本の南の海上を北東へ進み、伊豆諸島付近を通って関東の東の海上へ抜けていきます。台風25号とよく似た通り道で、中には伊豆諸島の北部から房総半島の南の沖をかすめるように進むメンバーもあります。

一方で、進む速さはそろっていません。起点から4日後(10月1日21時)の位置を比べると、紀伊半島の南の海上に残っているメンバーから、伊豆諸島付近のメンバー、房総半島のはるか東へ抜けたメンバーまで、1,000kmほども離れています。ごく少数ですが、日本の南から南へ引き返したり、大きな輪を描いたりするメンバーもあり、偏西風に乗り損ねた場合の迷走を示しています。

気象庁による台風第26号の暴風域に入る確率。2026年9月28日3時発表
台風第26号の暴風域に入る確率(5日先まで)。2026年9月28日3時発表。出典:気象庁「暴風域に入る確率」

気象庁の暴風域に入る確率(28日3時発表)では、四国・紀伊半島の南の海上に30〜70%の階級が延び、東海から関東南部の沿岸と伊豆諸島には5〜30%の階級がかかっています。28日11時45分発表の予報では、10月1日9時の予報円の中心が伊豆諸島近海(北緯32.5度・東経139.4度)、半径は300kmです。この予報円は、台風の中心が70%の確率で入る範囲を示しています。その北の縁は伊豆半島や房総半島の南部にかかっていて、本州の南岸に近づく可能性は残っています。


本当に目を向けたいのは、台風より先に降る前線の雨

ここからがこの記事の本題です。台風の雨というと、最も近づく時間帯の雨に目が向きがちですが、関東南部の雨はその前から始まっています。今回の雨は、先に降る秋雨前線による雨と、そのあとに重なる台風本体の雨の2段階に分けて考えると、全体の流れがつかみやすくなります。

台風が近づく前から、秋雨前線による大雨のおそれ

28日10時台に発表された千葉県・神奈川県の天気概況によると、前線は華中から西日本、関東地方の南岸を通って日本の東へのびていて、28日は関東地方の南岸に停滞する見込みです。29日は伊豆諸島付近に停滞し、28日3時40分発表の短期予報解説資料では、30日も東日本の太平洋側に停滞して、30日夜にかけてやや北上するとされています。台風が近づく前から、関東南部のすぐ南に前線がかかり続けるということです。

この前線に向かって、台風や日本のはるか東にある高気圧のまわりから、暖かく湿った空気が流れ込みます。同じ解説資料は、東日本では30日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあるとしています。28日10時53分発表の全般気象解説情報も、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になると書いています。

台風の東側を南から北へ流れるこの湿った空気が前線にぶつかると、台風の中心から数百kmも離れた場所で、雨雲が次々に発達します。台風が遠くにいるうちから大雨になる典型的な仕組みで、詳しくは「台風から離れていても大雨になる理由」で解説しています。

最後に、台風本体の雨雲が追い打ちをかける

気象庁の予報どおりなら、台風は10月1日の日中に伊豆諸島近海を北東へ進みます。前線の雨で地面が水を含んだところへ、台風本体の雨雲がかかる。雨量としては2つの雨の足し算になり、土砂災害の危険度は前の雨の分だけ高い所から上がり始めます。

9月21日の台風25号がまさにこの形でした。台風の中心がまだ海の上にあるうちから前線に沿って雨が降り続き、千葉市では48時間降水量が419.0mmと観測史上1位になっています(記録の詳しい経過は「千葉は年間降水量が観測史上最多に|台風25号による記録的大雨と被害まとめ」)。

気象庁の早期注意情報(警報級の可能性)にも、この2段階が表れています。28日11時発表の内容を、関東南部と伊豆諸島について並べます。

地域 28日 29日〜30日 10月1日
千葉県北西部・北東部 大雨[中] [高][中]なし 大雨[中]
千葉県南部 大雨・土砂災害[中] [高][中]なし 大雨[中]
神奈川県東部 大雨・土砂災害[中] [高][中]なし [高][中]なし
神奈川県西部・東京地方 [高][中]なし [高][中]なし [高][中]なし
伊豆諸島北部・南部 土砂災害[中] [高][中]なし 大雨[中]・波浪[高]

28日は前線の雨で千葉県と神奈川県東部に[中]が付き、1日は台風の接近で千葉県と伊豆諸島に再び[中]が付いています。千葉県の1日の[中]は、同じ日の5時の発表にはなく、11時の発表で新しく付いたものです。見通しは、発表のたびに動いています。

[中]は、[高]ほど可能性は高くないものの、命に危険を及ぼすような警報級の現象になりうることを表しています。表で「なし」となっている地域も、雨が降らないという意味ではありません。神奈川県の1日の天気予報は信頼度がC(3段階で最も低い)で、予報が大きく変わりうる日だということも添えておきます。前線の位置と台風の進路が固まってくる29日から30日の発表を、特に注意して見てください。

数値予報モデルの計算を3つ並べる

気象庁の発表とは別に、数値予報モデルの計算をそのまま地図に表示するサービスもあります。ここでは Windy.com で、ヨーロッパ(ECMWF)、アメリカ(GFS)、ドイツ(ICON)の3つのモデルが計算した、28日9時から10月3日22時までの累積雨量と、雨の動きを並べます。

最初に大事なことを書いておきます。これは予報ではなく「計算結果の1つ」です。 モデルは新しい観測を取り込むたびに計算し直され、そのつど絵が変わります。どの図も、ある時点の1回分の計算にすぎません。行動を決めるよりどころは、気象庁の警報・注意報と早期注意情報、市町村の避難情報のほうです。

ECMWF:強い雨の帯は海の上、陸の雨は比較的少なめ

ECMWFによる9月28日9時から10月3日22時までの累積雨量の計算例
ECMWFの累積雨量。9月28日9時〜10月3日22時の計算例(単位はmm)。Source: Windy.com

ECMWFの計算では、100mmを超えるオレンジから赤の帯が、伊豆諸島の北部から房総半島の南東の海上を通って、東北の東の海上へのびています。関東南部の陸地は黄色から黄緑の色で、数十mm程度の計算です。雨の中心は台風の通り道ではなく、その北側の前線に沿った位置にあります。

ECMWFの雨の動き(雨・雷)。9月28日9時〜10月2日0時の計算例(単位はmm)。Source: Windy.com

雨の動きを追うと、28日は前線に沿って四国から東海に雨の帯がかかり、29日から30日にかけてはその帯が本州の南岸の海上に残ります。30日から1日にかけて台風が北上してきて、1日の未明には伊豆諸島の北部付近に強い雨の塊がかかる計算です。前線の雨から台風本体の雨へ、途切れずに続いていくのが分かります。

GFS:台風が西寄りで遅く、関東南部の陸地に雨が広がる

GFSによる9月28日9時から10月3日22時までの累積雨量の計算例
GFSの累積雨量。9月28日9時〜10月3日22時の計算例(単位はmm)。Source: Windy.com

GFSの計算では、東京都、神奈川県、千葉県を含む関東南部の陸地に、100mm前後を示すオレンジの色が広く乗っています。最も多いのは紀伊半島の南の海上です。

GFSの雨の動き(雨・雷)。9月28日9時〜10月3日12時の計算例(単位はmm)。Source: Windy.com

GFSは、台風の北上が気象庁の予報より遅く、進路も西寄りです。30日0時の時点でまだ九州の南東の海上にあり、1日の午後に紀伊半島の南の海上へ近づいて、そのあと関東の南岸に雨の帯がかかる計算になっています。台風が日本の南でゆっくりしている分、前線に湿った空気が送り込まれる時間が長くなる計算です。

ICON:神奈川から房総半島にかけて、陸地にも100mm以上

ICONによる9月28日9時から10月3日22時までの累積雨量の計算例
ICONの累積雨量。9月28日9時〜10月3日22時の計算例(単位はmm)。Source: Windy.com

ICONの計算では、神奈川県の西部から東京都の多摩地域、伊豆半島、房総半島にかけて、100mmを超えるオレンジから赤の色が陸地に乗っています。関東の東の海上にも強い雨の帯があります。

ICONの雨の動き(雨・雷)。9月28日9時〜10月2日15時の計算例(単位はmm)。Source: Windy.com

雨の動きでは、29日にかけて前線に沿った強い雨の帯が東海から関東の南の海上に並び、30日の午後には台風が日本の南にありながら、その北東側に前線の雨の帯がつながっています。

モデル3つに共通すること、違うこと

3つのモデルに共通しているのは、台風接近前から、秋雨前線による大雨が断続することを示していることです。違うのは、その前線や台風に伴う雨雲のかかるタイミングと強さです。前線や台風がわずかに南北へずれるだけで、関東南部の雨は数十mmにも200mm以上にもなりえます。

計算がここまで分かれている以上、どれか1つを信じて備えの量を決めるのではなく、「帯が陸にかかった場合」を想定しておくのが現実的です。そのうえで、実際にどちらへ転んだかは、気象庁の発表で確かめていきます。


千葉・三浦半島は、台風25号の爪あとが残ったまま

今回の雨でいちばん気がかりなのは、雨を受け止める側の条件です。9月の千葉と三浦の雨を、気象庁の観測値(速報値)で並べます。

地点 9月1日〜27日の降水量 うち20日〜21日 9月の平年値 平年値に対する倍率
千葉(千葉市中央区) 714.5mm 419.0mm 204.7mm 約3.5倍
三浦(神奈川県三浦市) 711.5mm 365.5mm 205.5mm 約3.5倍

千葉も三浦も、9月の27日間で平年の9月1か月分の約3.5倍の雨が降りました。そのうち半分以上は、台風25号が通過した20日から21日の2日間に集中しています。平年値は1991年から2020年の平均で、9月の値はいずれも後日の確定値で変わることがあります。

総務省消防庁が28日8時現在でまとめた台風25号、26号と前線による被害では、千葉県で死者8人・行方不明者3人、床上浸水673棟・床下浸水861棟、神奈川県で死者4人(横須賀市3人、三浦市1人)と報告されています。数字はここから変わる可能性があります。千葉県内では、令和8年8月千葉豪雨による河川の堤防の損傷などを考慮して、千葉市と八千代市で、大雨に関する警報の発表基準のうち川の増水に関わる基準(流域雨量指数基準)を通常より引き下げた暫定基準が続いています。千葉市の雨の積み重なりは「千葉市で45日間に平年の約4.5倍の雨」でも整理しています。

一方で、22日から27日までの6日間は、千葉で合計10.5mm、三浦で18.5mmと雨が少なく、地面の表面は乾いてきた所も多いはずです。それでも、崩れた斜面、斜面にできた亀裂、傷んだ堤防、土砂や落ち葉で詰まりやすくなった側溝は、晴れても元には戻りません。 短期予報解説資料も「これまでの大雨により地盤の緩んでいる所では普段より少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい」と注意を促しています。

浸水にも同じことが言えます。川があふれる前に、下水や側溝が雨を流しきれず、道路や周囲より低い土地に水がたまる内水氾濫は、1時間に降る雨が強いほど起きやすくなります。今回の前線の雨は、雷を伴って短い時間に激しく降るおそれがあると解説されています。台風25号で水がたまった場所は、同じ条件でまたたまる可能性が高いと考えてください。自宅のまわりが周囲より低い土地かどうかは、「周囲より低い地形チェッカー」で確認できます。


雨が重なる30日から1日にかけて、確認しておきたいこと

28日から29日は前線の雨、30日から1日は前線と台風の雨が重なる時間帯です。雨が本降りになると手が出せなくなるものから順に並べます。

  • 側溝や雨水ます、ベランダの排水口を掃除する。 台風25号で流れ込んだ土砂や落ち葉が残っていると、少しの雨で水があふれます
  • 家のまわりの斜面を、雨が強まる前に下から見ておく。 亀裂、湧き水、小石が落ちてくる、木が傾いている、といった変化があれば、斜面には近づかず市町村へ連絡してください
  • 台風25号のときに水がたまった道や、通れなかった道を思い出しておく。 避難や帰宅の経路から外しておくと、当日に迷いません
  • 1日の外出や帰宅の予定は、30日のうちに前倒しか見送りかを決める。 千葉県は1日に大雨の警報級の可能性[中]が出ています
  • 伊豆諸島との行き来は、運航の判断を早めに確認する。 1日は波浪の警報級の可能性が[高]です
  • 懐中電灯とモバイルバッテリーを充電しておく。 雷を伴う強い雨では停電が起きることがあります

見る情報は、先の見通しから目の前の判断まで4つ

  • 早期注意情報(警報級の可能性):5日先までに警報が出そうかどうか。翌日までは5時・11時・17時、2日先から5日先までは11時と17時に更新されます。数日先の予定を決めるときに
  • 台風情報:台風の位置、強さ、予報円。進路がずれたとき、前線の雨の降る場所もずれます
  • キキクル(危険度分布):土砂災害・浸水害・洪水の危険度を地図の色で表示します。雨が強まってから、こまめに
  • 市町村の避難情報:高齢者等避難、避難指示。見て考えるものではなく、出たらその内容に従って動くものです

警報が出ていないことと、何も起きないことは同じではありません。 斜面から濁った水が出てきた、道路の水が引かない、といった目の前の変化は、どの情報よりも早い合図になります。

おわりに

台風26号は、予想を上回るペースで発達しました。気象庁の予報では10月1日に伊豆諸島近海を北東へ進む見込みで、偏西風に乗るタイミング次第で速さも位置も変わります。

雨は、台風が最も近づく1日を待たずに始まります。 28日から30日にかけては、台風から流れ込む湿った空気で活発になった秋雨前線が雨を降らせ、1日にはそこへ台風本体の雨雲が重なるおそれがあります。千葉県や三浦半島のように、台風25号の大雨を受けて間もない場所では、同じ雨でも受け止める余裕が小さくなっています。

最接近の時間帯の雨量だけでなく、そこまでに積み上がる雨の量で見てください。 この記事の数字は28日12時30分までの発表と計算にもとづくものです。行動を決める前に、気象庁と、お住まいの市町村の最新の発表を確認してください。

参考資料

本文の数値と記述は、2026年9月28日12時30分までに気象庁などが発表した情報と、数値予報モデルの計算にもとづいています。台風の位置、強さ、進路、警報級の可能性は発表のたびに変わります。実際に行動するときは、気象庁とお住まいの市町村の最新の発表を必ずご確認ください。

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